【10万円以下で買える株主優待銘柄ランキング！】株主優待の権利確定月別のランキング。｢各月の上位の銘柄には、たいした変動などないだろう！｣と思っていたら大間違いだ。各社が株主優待を新設したり、拡充したりしたことで今年のランキングは激変。ぜひ、上位に入った銘柄を確認してほしいが、今回はランキング入りした銘柄の中から、誰でも手が届く少額で買える株主優待株ランキングベスト30を公開！ 2014年11月29日公開（2022年3月29日更新） ザイ・オンライン編集部

「限られた予算で株主優待を楽しみたい！」という人は、最低購入金額が安いものの中からお気に入りの株主優待内容の株を探そう。

予算が10万円以下でも大丈夫。ダイヤモンド・ザイ1月号の株主優待ランキングで紹介した株主優待がある株のうち10万円以下で買える銘柄は46もあった。

今回はベスト30銘柄を表で公開したが、このベスト30に入っている銘柄を上手に組み合わせれば複数の株主優待を手に入れることもできる。たとえば、コックス（9876）、パスポート（7577）、テンアライド（8207）の株を買えば9万円ちょっとの予算で、服、QUOカード、天丼とバラエティに富んだ3種類の株主優待がもらえるのだ。

購入価格が安い株主優待株のもうひとつの楽しみ方は、早めに元が取れる株主優待を探すこと。元が取れるとは、株を買ったお金と同額以上の割引やサービスが受けられることをいう。万が一、株を買った会社が倒産しても損をしないし、元が取れた後は、時価評価額分（保有している株の株価×保有株数）のすべてが丸儲けだ。

例えばAFC-HDアムスLS（2927）（最低購入額6万9700円）。月2万円程度、健康食品やサプリメントなどを買う家庭であれば、100株で30％割引券がもらえるので、1年で元が取れてしまう（6000円×12カ月＝7万2000円）。

近々結婚する予定があるなら、婚礼飲食の10％割引が受けられるひらまつ（2764）がオススメ。1万5000円の料理で41人以上招待すれば元が取れる上にお釣りがくる。

また、元を取る期間を2年、3年と延ばして考えれば射程圏に入る銘柄は増えてくる。

このように割引系の株主優待は元が取りやすいが、大事なのは利用頻度。購入金額が安くて、自分が欲しい物が割安になるなら迷わず買うのがオススメだ。

最後に、株主優待名人の桐谷広人さんから一言。

「異なる会社なのに株主優待券を共通で使える銘柄があります。JBイレブン（3066）とグルメ杵屋（9850）などは互いの店舗で利用できます。杵屋のほうが利回りはいいですが、買うには90万円近く必要。それなら多少の利回りの低さは目をつぶりJBを選ぶのもアリ。使ってみて使い勝手などに問題がなければ高くても利回りが良いほうに挑戦するといいでしょう」

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