30万円で株式投資!高配当株、優待株、IPO株などで利益を上げる方法 ZUU online
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株式投資を始めるにあたっては、投資資金が多いほうが有利なことは確かです。しかし、たとえ資金が数十万円であっても、購入できる魅力的な銘柄は多く、利益を得ることも可能です。
株式投資を始めるにあたっては、投資資金が多いほうが有利なことは確かです。しかし、たとえ資金が数十万円であっても、購入できる魅力的な銘柄は多く、利益を得ることも可能です。 2021/05/13
- 著者ZUU online編集部
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株式投資を始めるにあたっては、投資資金が多いほうが有利なことは確かです。しかし、たとえ資金が数十万円であっても、購入できる魅力的な銘柄は多く、利益を得ることも可能です。ここでは30万円以下で始められる株式投資の方法や適した銘柄、さらに注目を集めているIPO投資についても紹介します。
目次
- 30万円で利益を上げるための考え方
- 30万円以下で買える高配当銘柄5選
- 株主優待に期待するなら「欲しいもの」を選ぶ。「食」の優待銘柄5選
- 資金30万円のIPO投資
30万円で利益を上げるための考え方
(画像=beeboys/stock.adobe.com)株式投資にはリスク分散など、さまざまなセオリーがありますが、30万円以下という小さな資金で効率よく収益を上げるためには、どのような考え方で臨むべきなのでしょうか。
30万円で利益を上げるための考え方1:リスク分散
投資リスク低減の最大のセオリーは「分散投資」です。ここでは保有銘柄を多様化させて、リスクを平準化する「資産分散」について考えてみましょう。30万円の少額投資で資産分散を実践するために検討したいのが「ミニ株」の活用です。単元よりも小さな単位で株の売買ができるミニ株に資産分散すれば、分散効果は高まります。ミニ株を取り扱っている証券会社に口座を開くのもよいでしょう。
30万円で利益を上げるための考え方2:集中投資
リスク分散は投資の基本ですが、それは資産の大半を失うリスクを回避するための方法です。30万円という金額が自由に使えるポケットマネーであることが前提ですが、少額投資であればこそ大きなリターンに期待して、リスクを取りつつ1つの銘柄に集中投資するのも1つの方法です。
余裕資金で少額投資するのであれば、あえて集中投資に注ぎ込むことも検討してみてはいかがでしょうか。
30万円で利益を上げるための考え方3:IPO(新規公開株式)
非公開株が証券取引所に新規上場されることをIPO(Initial Public Offering)といいます。IPO株は公募価格よりも上場直後の初値が高くなりやすく、公募時の抽選に当選すれば効率よく利益を手にすることができます。しかしながら当然人気も高く、当選確率は高いとはいえません。
しかし応募自体にコストはかからず、申込みに回数制限などもないため、何度でも応募して当選時の高リターンに期待するのも有力な方法といえます。
30万円以下で買える高配当銘柄5選
30万円で購入できて、高配当が期待できる5銘柄を紹介します。
企業が株主に多くの配当を出すためには、業績が良好で、財務体質が健全でなければなりません。財務が健全でなければ配当金がキャッシュフローを圧迫し、経営リスクが高まるからです。なかには一時的に株価を釣り上げるために、あえて高い配当を出す企業もありますが、あくまでも高い業績と健全な財務体質からの高配当であることが重要です。
以下の5銘柄は、すべて時価総額が1兆円以上の大型株で、配当利回りが3%以上、かつ知名度が高い企業に絞って選びました。財務への安心感も魅力といえそうです。
個人投資家に人気の銘柄1:JT(2914)
中核はたばこ事業ですが、海外に積極的なM&A戦略を展開しており、たばこ以外にも医薬品などの事業に参入しています。2020年10月現在の配当利回りは7.66%と高く、株価は2,000円前後で推移しているため、1単元を20万円前後で購入できます。
個人投資家に人気の銘柄2:ソフトバンク(9434)
3大携帯キャリアの一角をなす、通信大手です。投資家からの注目度も高く、出来高ランキングの上位にも頻繁に登場します。2020年10月現在の配当利回りは7.09%で、株価は1,200円前後で推移しており、30万円で2単元が購入可能です。
個人投資家に人気の銘柄3:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
大手メガバンクの一角をなし、民間金融グループとしては国内最大規模を誇ります。2020年10月現在の配当利回りは5.93%で、株価は400円台で推移しており、1単元なら4万円台から投資できます。
個人投資家に人気の銘柄4:三菱商事(8058)
総合商社の大手であり、三菱グループの中核企業です。総合商社という事業形態は日本独自のものですが、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社に投資をしたことでも話題になりました。2020年10月現在の配当利回りは5.38%、株価は2,400円前後で推移しており、およそ24万円で購入可能です。
個人投資家に人気の銘柄5:KDDI(9433)
携帯キャリアとして「au」ブランドを展開する、ソフトバンクと並ぶ国内通信大手です。かねてから携帯料金引き下げに意欲的な菅義偉氏の首相就任で、携帯電話事業への影響が出るとの思惑で株価が急落し、値ごろ感が出ています。2020年10月現在の配当利回りは4.38%、株価は2,700円台で推移しており、およそ27万円で投資できます。
株主優待に期待するなら「欲しいもの」を選ぶ。「食」の優待銘柄5選
優待は配当と並ぶもう1つのインカムゲインです。優待に期待するなら、自分の欲しいものがもらえる企業を選びたいところです。ここでは30万円以下で購入可能で配当利回り3%以上の、食品や外食の優待がある銘柄を選びましたが、食品に限らず好きなジャンルで銘柄を選ぶことで満足度は高まることでしょう。
「食」の優待銘柄1:シダックス(4837)
外食産業大手として給食やカフェ、売店の運営なども行う多角的企業です。100株以上の保有により、2,500円相当の自社グループ商品がもらえます。2020年10月現在の配当利回りは10.2%、株価は200円台なので2万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄2:DDホールディングス(3073)
首都圏を中心に居酒屋やワインバルなどの外食チェーンを運営する企業です。100株以上の保有で、同グループ各店で使える6,000円相当の優待券がもらえます。2020年10月現在の配当利回りは9.25%、株価は600円台なので6万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄3:ラックランド(9612)
店舗企画や設計、施工などを手掛ける「店づくり」の企業です。100株以上の保有で4,400円相当の選べるギフトセットがもらえます。2020年10月現在の配当利回りは6.08%、株価は2,300円前後なので約23万円から投資可能です。
「食」の優待銘柄4:マルシェ(7524)
大阪に拠点を置く、居酒屋などの外食チェーンです。100株以上の保有で、1回につき1,000円分として使える優待券が3枚もらえます。1,000株以上だと25枚もらえるため、保有株数が多ければ優待もさらに手厚くなります。2020年10月現在の配当利回りは5.44%、株価は500円台なので5万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄5:かんなん丸(7585)
埼玉県内に集中展開している居酒屋、喫茶店、カラオケ店などのチェーンです。100株以上の保有で1枚あたり500円相当の食事券が5枚、もしくは産地直送品のいずれかがもらえます。2020年10月現在の配当利回りは3.33%、株価は700円台なので7万円台から投資可能です。
これらの株主優待銘柄は30万円で複数銘柄の購入が可能です。配当狙いの株式投資よりもハードルが低く、豊富な選択肢から欲しいものを選べるのがメリットといえます。
資金30万円のIPO投資
新規上場を希望する企業は、証券取引所の厳しい審査に合格しなければなりません。それだけに審査をクリアした企業は業績も好調で、IPO株は上場直後から高値を付けることが多くなっています。
2019年には合計で86社の新規上場がありましたが、そのうち初値が公募価格を上回ったのは75社、下回ったのは9社で変わらなかったのが1社という成績でした。抽選倍率さえくぐり抜ければ高い確率で利益を上げられると、多くの投資家が考えるのも無理はありません。問題は、どうすれば当選確率を上げられるかです。
抽選に外れるたびに当選確率が上がるSBI証券
IPO株の多くは歴史と実績のある大手総合証券に割り当てられますが、ネット証券で健闘しているのがSBI証券です。
SBI証券は「IPOチャレンジポイント」という独自の抽選サービスも行っています。応募したものの抽選に外れてしまった投資家には1ポイント加算され、このポイントは次回以降のIPO株抽選で使うことも、貯めることもできます。SBI証券の抽選ではチャレンジポイントを多く使用すれば当選確率が高まるため、何度でも応募することにメリットがある仕組みとなっています。
30万円あれば購入できるIPO株も多く、挑戦してみる価値はありそうです。
文・田中タスクエンジニアやWeb制作などIT系の職種を経験した後にFXと出会う。初心者として少額取引を実践しながらファンダメンタルやテクニカル分析を学び、自らの投資スタイルを確立。FXだけでなく日米のETFや現物株、商品などの投資に進出し、長期的な視野に立った資産運用のノウハウを伝える記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中
(画像=beeboys/stock.adobe.com) 株式投資にはリスク分散など、さまざまなセオリーがありますが、30万円以下という小さな資金で効率よく収益を上げるためには、どのような考え方で臨むべきなのでしょうか。
30万円で利益を上げるための考え方1:リスク分散
投資リスク低減の最大のセオリーは「分散投資」です。ここでは保有銘柄を多様化させて、リスクを平準化する「資産分散」について考えてみましょう。30万円の少額投資で資産分散を実践するために検討したいのが「ミニ株」の活用です。単元よりも小さな単位で株の売買ができるミニ株に資産分散すれば、分散効果は高まります。ミニ株を取り扱っている証券会社に口座を開くのもよいでしょう。
30万円で利益を上げるための考え方2:集中投資
リスク分散は投資の基本ですが、それは資産の大半を失うリスクを回避するための方法です。30万円という金額が自由に使えるポケットマネーであることが前提ですが、少額投資であればこそ大きなリターンに期待して、リスクを取りつつ1つの銘柄に集中投資するのも1つの方法です。
余裕資金で少額投資するのであれば、あえて集中投資に注ぎ込むことも検討してみてはいかがでしょうか。
30万円で利益を上げるための考え方3:IPO(新規公開株式)
非公開株が証券取引所に新規上場されることをIPO(Initial Public Offering)といいます。IPO株は公募価格よりも上場直後の初値が高くなりやすく、公募時の抽選に当選すれば効率よく利益を手にすることができます。しかしながら当然人気も高く、当選確率は高いとはいえません。
しかし応募自体にコストはかからず、申込みに回数制限などもないため、何度でも応募して当選時の高リターンに期待するのも有力な方法といえます。
30万円以下で買える高配当銘柄5選
30万円で購入できて、高配当が期待できる5銘柄を紹介します。
企業が株主に多くの配当を出すためには、業績が良好で、財務体質が健全でなければなりません。財務が健全でなければ配当金がキャッシュフローを圧迫し、経営リスクが高まるからです。なかには一時的に株価を釣り上げるために、あえて高い配当を出す企業もありますが、あくまでも高い業績と健全な財務体質からの高配当であることが重要です。
以下の5銘柄は、すべて時価総額が1兆円以上の大型株で、配当利回りが3%以上、かつ知名度が高い企業に絞って選びました。財務への安心感も魅力といえそうです。
個人投資家に人気の銘柄1:JT(2914)
中核はたばこ事業ですが、海外に積極的なM&A戦略を展開しており、たばこ以外にも医薬品などの事業に参入しています。2020年10月現在の配当利回りは7.66%と高く、株価は2,000円前後で推移しているため、1単元を20万円前後で購入できます。
個人投資家に人気の銘柄2:ソフトバンク(9434)
3大携帯キャリアの一角をなす、通信大手です。投資家からの注目度も高く、出来高ランキングの上位にも頻繁に登場します。2020年10月現在の配当利回りは7.09%で、株価は1,200円前後で推移しており、30万円で2単元が購入可能です。
個人投資家に人気の銘柄3:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
大手メガバンクの一角をなし、民間金融グループとしては国内最大規模を誇ります。2020年10月現在の配当利回りは5.93%で、株価は400円台で推移しており、1単元なら4万円台から投資できます。
個人投資家に人気の銘柄4:三菱商事(8058)
総合商社の大手であり、三菱グループの中核企業です。総合商社という事業形態は日本独自のものですが、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社に投資をしたことでも話題になりました。2020年10月現在の配当利回りは5.38%、株価は2,400円前後で推移しており、およそ24万円で購入可能です。
個人投資家に人気の銘柄5:KDDI(9433)
携帯キャリアとして「au」ブランドを展開する、ソフトバンクと並ぶ国内通信大手です。かねてから携帯料金引き下げに意欲的な菅義偉氏の首相就任で、携帯電話事業への影響が出るとの思惑で株価が急落し、値ごろ感が出ています。2020年10月現在の配当利回りは4.38%、株価は2,700円台で推移しており、およそ27万円で投資できます。
株主優待に期待するなら「欲しいもの」を選ぶ。「食」の優待銘柄5選
優待は配当と並ぶもう1つのインカムゲインです。優待に期待するなら、自分の欲しいものがもらえる企業を選びたいところです。ここでは30万円以下で購入可能で配当利回り3%以上の、食品や外食の優待がある銘柄を選びましたが、食品に限らず好きなジャンルで銘柄を選ぶことで満足度は高まることでしょう。
「食」の優待銘柄1:シダックス(4837)
外食産業大手として給食やカフェ、売店の運営なども行う多角的企業です。100株以上の保有により、2,500円相当の自社グループ商品がもらえます。2020年10月現在の配当利回りは10.2%、株価は200円台なので2万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄2:DDホールディングス(3073)
首都圏を中心に居酒屋やワインバルなどの外食チェーンを運営する企業です。100株以上の保有で、同グループ各店で使える6,000円相当の優待券がもらえます。2020年10月現在の配当利回りは9.25%、株価は600円台なので6万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄3:ラックランド(9612)
店舗企画や設計、施工などを手掛ける「店づくり」の企業です。100株以上の保有で4,400円相当の選べるギフトセットがもらえます。2020年10月現在の配当利回りは6.08%、株価は2,300円前後なので約23万円から投資可能です。
「食」の優待銘柄4:マルシェ(7524)
大阪に拠点を置く、居酒屋などの外食チェーンです。100株以上の保有で、1回につき1,000円分として使える優待券が3枚もらえます。1,000株以上だと25枚もらえるため、保有株数が多ければ優待もさらに手厚くなります。2020年10月現在の配当利回りは5.44%、株価は500円台なので5万円台から投資可能です。
「食」の優待銘柄5:かんなん丸(7585)
埼玉県内に集中展開している居酒屋、喫茶店、カラオケ店などのチェーンです。100株以上の保有で1枚あたり500円相当の食事券が5枚、もしくは産地直送品のいずれかがもらえます。2020年10月現在の配当利回りは3.33%、株価は700円台なので7万円台から投資可能です。
これらの株主優待銘柄は30万円で複数銘柄の購入が可能です。配当狙いの株式投資よりもハードルが低く、豊富な選択肢から欲しいものを選べるのがメリットといえます。
資金30万円のIPO投資
新規上場を希望する企業は、証券取引所の厳しい審査に合格しなければなりません。それだけに審査をクリアした企業は業績も好調で、IPO株は上場直後から高値を付けることが多くなっています。
2019年には合計で86社の新規上場がありましたが、そのうち初値が公募価格を上回ったのは75社、下回ったのは9社で変わらなかったのが1社という成績でした。抽選倍率さえくぐり抜ければ高い確率で利益を上げられると、多くの投資家が考えるのも無理はありません。問題は、どうすれば当選確率を上げられるかです。
抽選に外れるたびに当選確率が上がるSBI証券
IPO株の多くは歴史と実績のある大手総合証券に割り当てられますが、ネット証券で健闘しているのがSBI証券です。
SBI証券は「IPOチャレンジポイント」という独自の抽選サービスも行っています。応募したものの抽選に外れてしまった投資家には1ポイント加算され、このポイントは次回以降のIPO株抽選で使うことも、貯めることもできます。SBI証券の抽選ではチャレンジポイントを多く使用すれば当選確率が高まるため、何度でも応募することにメリットがある仕組みとなっています。
30万円あれば購入できるIPO株も多く、挑戦してみる価値はありそうです。
文・田中タスクエンジニアやWeb制作などIT系の職種を経験した後にFXと出会う。初心者として少額取引を実践しながらファンダメンタルやテクニカル分析を学び、自らの投資スタイルを確立。FXだけでなく日米のETFや現物株、商品などの投資に進出し、長期的な視野に立った資産運用のノウハウを伝える記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中
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