株主優待人気ランキング2023年10月:エイチ・アイ・エスの旅行割引券、神戸物産のギフトカードなど少数精鋭! トウシル 楽天証券の投資情報メディア

株主優待人気ランキング2023年10月:エイチ・アイ・エスの旅行割引券、神戸物産のギフトカードなど少数精鋭!   トウシル 楽天証券の投資情報メディア

2023年10月優待株は、権利付き最終日が10月27日(金)、28日、29日の土日をはさんだ10月30日(月)が権利落ち日、10月31日(火)が権利確定日になります。 優待株を10月27日(金)までに買い、翌週の30日(月)まで保有し続… 2023/9/9 福ちゃん 株主優待人気ランキング2023年10月:エイチ・アイ・エスの旅行割引券、神戸物産のギフトカードなど少数精鋭!#株主優待#銘柄選び#国内株式facebooktwitterメールで送る印刷 ●10月株主優待 人気ランキング ●10月の株主優待銘柄は31銘柄! ●10月優待株はピンポイントで好きな銘柄を狙う ●10月株主優待 人気ランキング1~5位 ●10月株主優待 人気ランキング6~10位 ●「株主優待検索」のやり方

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 9603 エイチ・アイ・エス 旅行割引券など 191,400
2 3038 神戸物産 JCBギフトカード 354,200
3 3476 投資法人みらい 宿泊割引 47,750
4 2375 ギグワークス 買い物割引クーポン 25,200
5 7856 萩原工業 自社製品など 172,800
6 9251 AB&Company 買い物券 124,400
7 2345 クシム クオカード 34,600
8 8975 いちごオフィスリート投資法人 観戦チケット 90,500
9 1873 日本ハウスHD 自社子会社商品 377,000
10 8917 ファースト住建 クオカードなど 120,400
※1優待発生金額 =9月7日終値の株価×優待発生最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客様の人数が2023年9月5日時点で多い順番です。 この記事は銘柄を推奨するものではありません。売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。 2023年9月7日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。 配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

10月の株主優待銘柄は31銘柄!

2023年10月優待株は、権利付き最終日が10月27日(金)、28日、29日の土日をはさんだ10月30日(月)が権利落ち日、10月31日(火)が権利確定日になります。

優待株を10月27日(金)までに買い、翌週の30日(月)まで保有し続けると、10月31日(火)に株主名簿に株主として記載され、優待権利を獲得できます。

10月の優待株は銘柄数が9月からぐっと減り、31銘柄※です。

※楽天証券 株主優待検索より

上位のエイチ・アイ・エスの旅行割引券、神戸物産の買い物券やJ-REIT(不動産上場信託)の優待などが目を引きますが、全体的に小粒で地味な銘柄が多くなります。

また、1位として紹介するエイチ・アイ・エスをはじめ業績不振で決算書に「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載がある銘柄や不祥事銘柄も多い月ですので、実際に投資する際は注意が必要です。

どんなに株主優待が魅力的でも、業績が落ち込み、財務状態に不安があると、株価の下落で大きな損失を抱えてしまうリスクがあります。

株主優待株に投資するときは楽天証券の「国内株式→株価検索」などを使って、「会社四季報」を一読したり、過去の業績を調べたり、数年以上の長期チャートを見て株価が低迷していないか、注意を払ったりしましょう。

10月優待株はピンポイントで好きな銘柄を狙う

今から紹介する人気トップ10以外の銘柄で、もらってうれしい食事券・食品系の10月優待株には次のようなものもあります。

  • 総菜店「RF1」「神戸コロッケ」などを展開するロック・フィールド(100株以上で一律、10月末に店舗で使えるそうざい券1,000円分。200株保有だと、4月末にも1,000円分)
  • ナッツ、チョコレートなど食品の輸出入や生産・販売を行う正栄食品工業(100株以上で10月・4月末にチョコやミックスナッツなど自社製品詰め合わせ)
  • 横浜家系ラーメン「町田商店」などを運営するギフトホールディングス(100株で10月・4月末に店舗の券売機からどれでも1品選べる食事優待電子チケット1枚。1年以上継続保有で2枚に増額。チケットはオンラインストアで1枚1,000円オフのクーポン券としても利用可能)
  • 「椿屋珈琲」やお好み焼きの「こてがえし」などを運営する東和フードサービス(100株で10月末は食事割引券1,000円分、4月末は1,500円分。割引券に代えて自社製品の詰め合わせも選択可能)
  • 遠心分離機などの機械メーカーで化学品も扱う巴工業(100株以上で10月末にワイン1本)

10月優待株は31銘柄と少ないですが「この会社の商品・サービスが大好き」という企業が1社ぐらいはあるもの。

ピンポイントで好きな銘柄の優待取得を狙って投資しましょう。

1位:エイチ・アイ・エス(9603)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]株価:1,914円(2023年9月7日終値)配当利回り:ー%優待発生株数:100株以上優待内容:100株以上で2枚、500株以上で4枚、1,000株以上で6枚の株主優待券(1,000円分)。100株以上で「ラグーナテンボス」入場割引券(500円分)1枚その他条件:株主優待券は1万2,000円以上の旅行商品で1人1枚、2万4,000円以上で1人2枚利用可。「ラグーナテンボス」入場割引券は1枚で5名まで利用可 最新情報は企業HPからご確認ください

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10月優待株の人気1位は、旅行代理店のエイチ・アイ・エス。

10月・4月末に100株保有で優待券2,000円分と、愛知県蒲郡市にある同社のシーサイドテーマパーク「ラグーナテンボス」の入園割引券500円分が贈呈されます。

優待券は、同社の旅行商品を購入するとき、販売価格1万2,000円以上で1枚1,000円分、2万4,000円以上で2枚2,000円分を利用できます。

一人当たりの利用上限は2枚までです。

同社は新型コロナ禍で稼ぎ頭の海外旅行の売上高が激減し、2020年10月期から前期の2022年10月期まで3期連続で巨額赤字を計上しました。

決算書にはいまだに「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載があります。

本来、継続前提に関する重要事象等のある銘柄については人気ランキングから除外していますが、エイチ・アイ・エスが多くの投資家が知っている人気優待株であること、今期2023年10月期はコロナ明けで国内、海外ともに旅行売り上げが回復して黒字転換に期待がかかっていることから、人気1位として紹介しています。

2023年10月期第2四半期(2022年10月~2023年4月)までの業績は前期比50%超の増収となったものの、33億円の営業赤字が続いており、投資には十分な注意が必要です。

ただ、国際線の増便による韓国、東南アジアなど近場の海外旅行需要の回復、学生向け海外パックツアーの伸び、すでに黒字転換したホテル事業の持ち直しなど、待望の黒字転換に向けた期待感が高まっているのも事実です。

株価はいまだ1,900円台で低迷中ですので、優待の権利を取得しながら、業績が黒字転換して株価が反発上昇するのを辛抱強く待つ覚悟が必要でしょう。

2位:神戸物産(3038)

権利付き最終月:10月[貸借銘柄]株価:3,542円(2023年9月7日終値)配当利回り:0.61%優待発生株数:100株以上優待内容:100株以上で1,000円分、1,000株以上で1万円分、2,000株以上で1万5,000円分のJCBギフトカードその他条件:3年以上継続保有の場合、100株以上1,000株未満の株主には3,000円分、1,000株以上2,000株未満は1万5,000円分、2,000株以上は2万円分 最新情報は企業HPからご確認ください

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第2位は格安食品などを販売する「業務スーパー」の神戸物産。

10月末に100株保有でJCBギフトカード1,000円分が贈られます。3年以上継続保有すると3,000円分に増額されます。

希望者はJCBギフトカードを同社のグループ商品詰め合わせと交換することもできます。

冷凍品などを格安の価格で提供する「業務スーパー」は、物価高で食品価格に敏感になった消費者から支持され、2023年に入ってからも前年同月比10%前後の売り上げ増加が続いており、値上げ効果で利益面も堅調です。

株価は長期的に見ると3,000~4,000円台の高値圏で横ばい推移していますが、「インフレ時代でも頼りになる格安スーパー」という支持がさらに高まれば、業績向上と株価の上伸びに期待できそうです。

現状の株主優待は金券ですが、「業務スーパー」の買い物券に切り替えて増額されたりすると、より一層、人気が高くなるかもしれません。

3位:投資法人みらい(3476)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]株価:47,750円(2023年9月7日終値)配当利回り:1.05%優待発生株数:1株以上優待内容:自社指定ホテル宿泊割引その他条件:割引率は施設により異なる 最新情報は企業HPからご確認ください

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第3位は投資法人みらい。三井物産グループと独立系不動産運用会社イデラキャピタルマネジメントがスポンサーの総合型J-REITです。

10月・4月末に1投資口以上保有で、ホテル宿泊割引優待があります。

2023年10月末優待の対象ホテルに関しては、2024年1月に送付される投資主宛ての「資産運用報告書」に案内状が同封される予定です。

昨年2022年10月末優待では、The COURTが運営する「EN HOTEL」「コートホテル」に公式予約サイトのベストレートの10%割引、ミナシアが運営する「ホテルウィングインターナショナル」に公式サイトの12%割引の法人専用サイト優待料金で宿泊することができました。

2023年に入ってオフィスやホテルの稼働率が向上したこともあって、同REITの投資口価格は順調に推移しています。

今後の分配金は2023年10月末、2024年4月末ともに1,150円、年間合計2,300円を予想しており、2023年9月4日の投資口価格の終値4万7,450円に対する予想分配金利回りは4.8%超と高い点が大きな魅力です。

分配金目的で買って、優待の宿泊割引はあくまで「おまけ」という投資方針で臨むのがいいかもしれません。

4位:ギグワークス(2375)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]株価:252円(2023年9月7日終値)配当利回り:3.19%優待発生株数:100株以上優待内容:自社グループ会社運営サイト割引クーポン(30%割引)その他条件:自社グループ会社運営サイト「日本直販」で利用可、割引上限金額は合算で30万円(税抜) 最新情報は企業HPからご確認ください

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第4位はIT関連の人材派遣やコールセンター運営のほか、シェアオフィス事業も手掛けるギグワークス。

10月末に100株以上保有で一律に、同社グループ会社の「日本直販」の株主優待専用WEBサイトで利用可能な30%割引クーポンが贈られます。

「日本直販」のWEBサイトでは、ラジオやTVのショッピング番組や新聞広告などで放送・掲載された商品などを購入できます。

同社は主力の家電量販店の販売員派遣などが低調で、かつての成長期待がはげ落ちてしまい、株価も長期低迷していました。

しかし、2023年10月期第2四半期はコールセンター向けのシステムソリューション事業や非IT系の人材派遣が好調で2ケタ増収となり、株価にも反転上昇の兆しが見られます。

5位:萩原工業(7856)

権利付き最終月:10月[貸借銘柄]株価:1,728円(2023年9月7日終値)配当利回り:2.11%優待発生株数:100株以上優待内容:100株以上で1,000円相当、1,000株以上で3,000円相当の自社製品など(「和みシート」など)その他条件:オリジナルカタログより選択。優待品に代えて社会貢献活動団体への寄付選択可。3年以上継続保有の場合、金額は2倍 最新情報は企業HPからご確認ください

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第5位は、機械メーカーの萩原工業。「フラットヤーン」と呼ばれる化学繊維の巻き取り機械など、化成品の切断、伸長、巻き取り、織りなどに用いる機械を作る企業です。

10月末に100株保有で、同社の本社がある岡山県の特産品や自社製品などオリジナルカタログから1,000円相当の商品を選ぶことができます。

継続保有期間が3年以上の場合、2,000円相当に増額されます。

昨年2022年10月末株主には、クオカード1,000円分や「マスキングテープ10巻セット」、「和みシート(2畳)さくらいろ」のほか、岡山県倉敷市にある「大原美術館オンラインツアー」(所要時間60分)という体験型優待も用意されていました。

同社はリサイクル関連機器やコンクリート補強繊維の販売が好調で、今期2023年10月期は増収増益に加えて、前期比14円増配の1株当たり50円の配当を予定しており、予想配当利回りは3%を超えています。

株価も好業績や増配を好感して、2022年末の1,000円台から現在1,700円台まで上昇中で、今後も会社の保有する純資産や業績に比べて非常に割安な株価の上昇継続に期待が持てそうです。

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