株式投資にかかる費用(手数料)は? カブスル
2022-07-13
株式投資を行うにあたり「どれくらいの費用がかかるのか?」は 株初心者であれば気になる点だと思います。
そこで、こちらでは株式投資を行うにあたり かかる費用を説明します。
最初に結論から言ってしまうと、一昔前より費用はほとんどかかりません。
ワンポイント
投資資金 ⇒ 最低数百円から 売買手数料 ⇒ 1回あたり100円台 利益にかかる税金 番外:利用状況に応じて発生する費用 目次
株式投資にかかる費用「投資資金」 株式投資にかかる費用「売買手数料」 株式投資にかかる費用「利益にかかる税金」 番外:利用状況に応じて発生する費用 株式投資にかかる費用「投資資金」 投資資金は「費用」とは違うのですが、ご質問が多いので まず最初に説明します。
株式投資と聞くと、大きな投資資金がないとできないと思っている方も多いかと思いますが そんなことはありません。
上場している株式の約4割は10万円以内で購入ができます。
参考までに
上場している個別株は、4,137社(2023.2.10時点)
単元株(100株)で買うと、
10万円以内で買える株は、1,658社(全体の40%)コロプラやキングジム、紀文食品 5万円以内は、694社(同16.7%)ENEOSやヤマダHD 3万円以内は、310社(同7.4%)セブン銀行やダイドー 1万円以内は、63社(同1.5%)小僧寿しやキムラタン 20万円あれば66.7%の株を購入できます。
一昔前までは株式投資に大きな費用が必要でしたが、各企業が個人投資家でも投資をしやすいように、最低購入金額が低くなるよう株式分割などの施策を行いました。これにより最低購入金額が低くなり、個人投資家が買いやすくなったんです。
ご覧のとおり、投資資金が3万円もあれば475銘柄から選んで株を購入することができます。
参考までに
また、株式を数百円~数千円でさらに小額から購入できる「単元未満株」も証券会社によって取り扱いがあります。
詳しくは後程 紹介する「1株から株を購入できる証券会社」にてご確認ください。
つまり、株式投資を行う際に 大きな「投資資金」を用意する必要はありません。
まずは小額から初めて、投資に慣れるにつれ投資資金を増やしていくのがおすすめです。
株式投資にかかる費用「売買手数料」 株式投資で実際にかかる費用が「売買手数料」です。
「株式を買う時」と「株式を売る時」に手数料が発生します。
「株式」の「売買」により証券会社に支払う手数料です。取引手数料とも言います。
各証券会社で売買手数料が異なりますが、第二章で紹介する「ネット証券会社」の売買手数料は総じて取引手数料が安いです。
取引手数料が安い証券会社
参考までに10万円の株を購入した場合、オンライントレードのマネックス証券では、取引手数料が99円(税込)です。5万円以下なら55円(税込)。
5万円で株を購入 ⇒ 取引手数料は55円 6万円で株を売却 ⇒ 取引手数料は99円 売買による取引手数料の合計は154円に。
取引手数料に関しては、各証券会社で値下げ合戦が始まっており 年々安くなっております。個人投資家にとっては ありがたいことですね(  ̄∇ ̄)
株式投資にかかる費用「利益にかかる税金」 株式投資では 売却益に対して20%の税金が発生します。
売却益とは株式を売却して得た利益です。つまり、損失に対しては税金は発生しません。補足として 2037年までは復興特別所得税が0.315%加算されます。(20.315%の税金)
参考までに
5万円で株を購入し、6万円で売却した場合。
6万円 - 5万円 = 1万円の利益(売却益) 1万円に20%の税金が発生 ⇒ 1万円 × 20% = 2千円(税金) 実質的に得る利益は1万円 - 2千円 = 8千円の利益になります。
ご覧のように2割は税金で持っていかれてしまいますが、利益に対して税金が発生します。
つまり、株式投資で得た利益から支払っておりますので、元本が減っているわけではありません。
ワンポイント
ちなみに、売却益に関する税金の支払い方法は口座を開設している種類により変わります。
株初心者の方は、税金や確定申告に関して何も考えなくてすむ「特定口座/源泉徴収あり」がおすすめです。
特定口座と一般口座の違いは?
参考までに
参考までに、売却益に税金がかからない「NISA」という制度があります。ただし、デメリットなど NISAの仕組みも覚えないといけないので、株初心者は通常の口座がまずはよいと思います。(NISAとは?)
番外:利用状況に応じて発生する費用 番外編として利用状況に応じて株式投資で発生する費用です。
ワンポイント
証券会社から投資資金や株式を借りる「信用取引」を行うと、金利や逆日歩などの手数料が発生します。
信用取引は制度がやや複雑で株初心者には おすすめしていません。よって、番外編として紹介しています。
かなり限定されますが、大手の大和証券で口座開設している場合に年間1,650円の口座管理料が発生します。口座管理料は 利用状況に応じて無料になります。
補足ですが、ネット証券会社や大半の証券会社でも口座管理料は発生しません。
以上、株式投資にかかる費用をご説明させて頂きました。
現在の 株式投資にかかる費用は金銭的に大きくないことがご理解いただけたかと思います。
参考までに
ご質問を受けたので、こちらで参考までにご紹介致します。
株式を保有しているだけで手数料は発生しません のでご安心を!
上記で説明したとおり「株を買う時と売る時」に手数料が発生します。
ただし、「信用取引」の場合は保有を続けると金利や逆日歩などのて手数料が発生します。(資金や株式を証券会社から借りているので発生するんです)
一昔前は投資資金も必要でしたし、取引手数料も高い時代でした。
次に周りに心配される損について説明します。
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こちらの記事は、株式投資歴20年のカブスルが執筆しています。 元手20万円、投資実績は2023年12月時点で+2,849万円。初心者にも分かりやすい記事を心がけています。
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