株初心者はいくらから投資を始めるのがおすすめ?少額投資について解説 - 女性・初心者向け資産運用セミナーのマネカツ

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最近は、「老後2000万円問題」や「将来への不安」、「FIREへの憧れ」などから投資への注目が集まってきています。投資に興味があっても大きな資金を準備できなかったり、最初から大金を運用することが不安・・・

最近は、「老後2,000万円問題」や「将来への不安」、「FIREへの憧れ」などから投資への注目が集まってきています。投資に興味があっても大きな資金を準備できなかったり、最初から大金を運用することが不安・・・ 株初心者はいくらから投資を始めるのがおすすめか解説しています。少額からでも投資できるのか、少額投資のメリット・デメリット、おすすめの投資方法、注意点について記載しています。株初心者はいくらから始めるべきか調べている方は参考にしてください。

2023/06/15 株初心者はいくらから投資を始めるのがおすすめ?少額投資のメリット・デメリットを解説

数千円〜数万円から始めるのがおすすめ

これまで株式投資をしたことがない初心者の方は、まずは数千円〜数万円からスタートすることをおすすめします。

取引に慣れていない段階で大金を投資してしまうと、失敗したときに大きな損失を抱えてしまうリスクがあるためです。

例えば、100万円を投資した場合と1万円を投資した場合を比べてみましょう。

仮に投資した株で10%の損失が発生した場合、100万円では10万円を損することになります。

一方で1万円の投資であれば1,000円の損失で済み、資産に与えるダメージはそこまで大きくなりません。

慣れない段階でいきなり数万円〜数十万円の損失が発生すると、「これ以上損をしたくない」という思いから、その時点で投資をやめたくなってしまうケースが多いです。

取引の感覚を掴むまでは、少額からじっくりと投資を始めてみましょう。

日本株の売買単位は100株から

日本株の売買単位(単元)は、100株からが一般的です。

基本的には「株価 × 100株」の価格で株を売買することを覚えておきましょう。

例えば、株価が1,500円の銘柄を取引する場合は、「1,500円 × 100株 = 15万円」が必要になります。

ただし、証券会社によっては単元未満で取引できる(1株購入や金額指定での購入)場合があります。

少額から取引を始めたい場合は、単元未満でも売買できる証券会社を選びましょう。

あわせて読む株式投資の始め方を初心者向けに解説!メリットや注意点も紹介

投資信託なら100円から投資可能

投資信託は、資産運用のプロにお金を預けて自分の代わりに資金を運用してもらう金融商品です。

プロが選んだ優良な銘柄に分散投資できるため、リスクを軽減しながら運用できるという特徴があります。

投資信託は、100円以上の任意の金額で投資することができます。

株のように大きな金額を用意しなくても少額から始められるため、初心者にもおすすめの商品です。

税制面で優遇を受けられる「積立NISA」や「イデコ(iDeCo)」も、投資信託が商品ラインナップの中心となっています。

株初心者には少額投資がおすすめ

株初心者には少額投資がおすすめ

株価が数百円の銘柄から選ぶ

株初心者の方は、まず株価が数百円の銘柄を選んで投資することをおすすめします。

数百円の銘柄であれば、100株単位で購入しても数万円で購入できるためです。

2022年4月15日の終値で見ると、以下の銘柄が数百円で購入できます。

銘柄 株価 必要な投資金額
セブン銀行 242円 24,200円
三菱自動車 308円 30,800円
ENEOSホールディングス 454.7円 45,470円
野村ホールディングス 504円 50,400円
住友化学 550円 55,000円

有名な企業の株も、比較的少額から購入できます。

株初心者の方は、まずは株価が数百円の銘柄を買ってみて「株式を保有する」ところから始めてみると良いでしょう。

出典:Yahoo!ファイナンス

1株から購入できる証券会社を利用する

証券会社によっては、100株単位ではなく1株から取引できる「単元未満株」を取り入れている場合があります。

単元未満株は、証券会社によって「ミニ株」「S株」「ワン株」などと呼ばれ、少額から取引可能です。

SBI証券やLINE証券などで単元未満株を購入することができます。

参考までに、SBI証券では下記の銘柄を単元未満で購入可能です。

  • トヨタ自動車
  • オリックス
  • 日本郵船
  • ソフトバンクグループ
  • ソニーグループ
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ
  • レーザーテック
  • 花王 など

100株単位では高額で手が出しにくい銘柄も、単元未満株を活用すると少額から投資することができます。

参考:株式会社SBI証券『500円であの有名企業の株が購入できる?!SBI証券の「S株」』

PayPay証券を利用する

PayPay証券を利用するPayPay証券は「1株」という単位ではなく、1,000円から金額指定で購入できる証券会社です。

上述した「単元未満株」もおすすめですが、PayPay証券を利用して1,000円からの少額投資を始めることも、投資方法としておすすめします。

購入株価を指定する「指値注文」ができないことや、手数料が少し高いというデメリットが存在しますが、少ない予算でも株価の高い有名企業に投資できるため、株初心者におすすめの証券会社です。

株初心者が少額投資をするメリット

株初心者が少額投資をするメリット

投資のリスクを軽減できる

投資には資産を大きく減らしてしまうという「リスク」が付き物ですが、少額投資であれば損失が大きくなるリスクを軽減できます。

数十万円〜数百万円ほどの金額で取引をすると、株価が数%動くだけでも大きな金額を失う可能性があります。

しかし、少額投資であれば株価が下落しても大きな金額を失う可能性は低いです。

リスクを軽減しながら着実に投資を進められる点が、株初心者が少額投資をするメリットです。

金融・経済の知識が深まる

実際に自分で株の取引をすることで金融の知識が身に付いたり、経済ニュースに興味を持つようになることが多いです。

例えば所有している銘柄から発表される情報を確認するようになったり、投資している業界(例えば自動車、エネルギー、半導体など)の動向について多少なりとも気になるようになるでしょう。

さらに金融・経済に関するニュースへの理解は、仕事にも活きてくるかもしれません。

株で発生する利益以外の面でもメリットがあるため、少額からでも投資を始める価値は十分にあるといえるでしょう。

少額投資向けの非課税制度が使える

日本には、少額からの資産形成を支援するための制度として「NISA」や「積立NISA」があります。

通常、株や投資信託などの金融商品に投資して利益が発生した場合、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAや積立NISAでは利益が非課税になるため、効率的に資産を増やすことができます。

「NISA」は年間120万円までの非課税枠を最大5年間、「積立NISA」は年間40万円までの非課税枠を最大20年間活用できる制度です。

特に積立NISAは、20年間という長期間にわたり少額で資産を積み立てていく制度であるため、株初心者に適した制度となっています。

株式投資を始める際はまずNISAや積立NISA、iDeCoといった国が推奨する制度を利用するところから始めてみるのがおすすめです。

NISAと積立NISAはどっちがいい?違いや選び方を比較あわせて読むNISAと積立NISAはどっちがいい?違いや選び方を比較

株初心者が少額投資をするデメリット

株初心者が少額投資をするデメリット

大きな利益は狙えない

少額投資は大きな損失を抱えるリスクが少ない反面、大きな利益を狙うことが難しい点がデメリットになります。

元手が少ない分、得られるリターンも小さいため、投資で大きな利益を狙いたい方には物足りなく感じるかもしれません。

しかし少額での積立投資を長期で継続することで、リスクを軽減しながら将来的に大きなリターンを狙うことは可能です。

いきなり大きな利益は期待できませんが、コツコツと利益を積み重ねていくことを心掛けましょう。

手数料が割高になることも

少額での投資を繰り返すことで手数料の負担が大きくなり、投資した金額に対してコストの割合が高くなるケースがあります。

差し引かれる手数料が多いほど投資のパフォーマンスは低下してしまうため、注意が必要です。

少額投資をする際にはなるべく手数料が安い、または一定額までの手数料が無料になる証券会社を選ぶことをおすすめします。

例えば、SBI証券やマネックス証券では、単元未満株の買付手数料が無料です。

少額投資のデメリットとなる割高な手数料を抑えるためにも、各証券会社の手数料をしっかりと比較して選びましょう。

株主優待の条件を満たせない場合がある

企業が自社の株を保有している投資家に利益還元する「株主優待制度」は、株式投資をする魅力のひとつです。

しかし、少額投資で単元未満株(100株未満)しか保有していない場合、株主優待を受け取れない可能性があります。

例えば、株主優待が人気を集めているオリックスの「ふるさと優待」は、3月末時点で100株以上を保有している株主が対象となっています。

2022年4月15日のオリックスの終値が2,338.5円であるため、「ふるさと優待」を受けるためにはおよそ23万円が必要です。

一方で、同じオリックスの「株主カード」という優待サービスは保有株数の指定がありません。

そのため、単元未満株しか保有していなくても優待を受けることができます。

このように、単元未満株で株主優待を受けられるケースとそうでないケースがあるため、株主優待も狙って少額投資をする際は注意しましょう。

【2024】オリックスは何の会社?株主優待や配当金、事業内容を解説あわせて読む【2024】オリックスは何の会社?株主優待や配当金、事業内容を解説

株初心者の少額投資には投資信託もおすすめ

株初心者の少額投資には投資信託もおすすめ株式投資よりも少額で投資を始めたい場合は、投資信託の活用がおすすめです。

主に以下4つの理由が挙げられます。

  • 100円から投資できる
  • 運用をプロに任せられる
  • 少額投資でリスクを低減できる
  • 積立NISAで投資できる

それぞれの理由について見ていきましょう。

100円から投資できる

近年は、多くの金融機関で投資信託を購入できるようになってきています。

株式投資よりも少額から取引できることが、投資信託の魅力です。

毎月投資信託を購入して積み立てていく「投信積立」を活用すると、時間の経過とともに投資元本は着実に積み上がっていきます。

少額投資であっても少しずつリターンが増えていき、家計への負担をかけずに資産形成を始めることが可能です。

最初は無理のない範囲で投資信託を購入し、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくスタイルでの運用をおすすめします。

投資信託のメリット・デメリット!投資初心者にもわかりやすく解説あわせて読む投資信託のメリット・デメリット!投資初心者にもわかりやすく解説

運用をプロに任せられる

株初心者の方にとっては、「どの銘柄を買うべきか」「どのタイミングで取引するべきか」など、自分での判断が難しいことが多くあります。

しかし、投資信託は購入して資金を預けた後、プロにすべての運用を任せることができます。

株式投資に比べると手数料は少し高くなりますが、銘柄を選んだり、売買したりといった手間をかけずに投資できます。

また、市場にまるごと投資できる「インデックス型」の投資信託であれば、比較的安い手数料で購入することが可能です。

「投資のことは分からない」「株取引をする時間がない」という方は、プロに任せられる投資信託を活用しましょう。

インデックス投資とは?仕組みやおすすめのファンドをわかりやすく解説あわせて読むインデックス投資とは?仕組みやおすすめのファンドをわかりやすく解説

分散投資でリスクを低減できる

投資信託は、投資家から集めた資金を複数の株や債券などに投資して運用する商品です。

そのため、投資信託を購入するだけで間接的に複数の銘柄に分散投資ができ、リスク低減効果を得ることができます。

例えば、株でひとつの銘柄を購入した場合、その銘柄の株価が暴落したら大きな損失を抱えます。

しかし複数の銘柄を持っていれば、仮に1銘柄の株価が下落してもほかの銘柄で損失のカバーが可能です。

株を複数購入するにはある程度の資金が必要ですが、投資信託は100円からでも分散投資が実現できます。

少額から分散投資によるリスク低減効果を得られる点が、投資信託のメリットです。

分散投資とは?種類やポートフォリオの例もあわせてわかりやすく解説あわせて読む分散投資とは?種類やポートフォリオの例もあわせてわかりやすく解説

積立NISAで投資できる

利益が非課税になる「積立NISA」は、投資対象の多くが国が問題ないと判断した投資信託です。

「積立NISA」の口座内で投資信託を購入すれば、非課税のメリットを活用しながら資産形成ができます。

例えば、通常は株や投資信託で得た利益の20.315%が課税されるため、100万円の利益が発生しても手元に残るのはおよそ80万円です。

しかし、積立NISAを活用した場合はそのまま100万円を受け取ることができます。

非課税の恩恵を受けられる積立NISAを活用できる点も、投資信託のメリットといえるでしょう。

積立NISAとは?投資初心者におすすめの理由をわかりやすく解説あわせて読む積立NISAとは?投資初心者におすすめの理由をわかりやすく解説

株初心者が投資で注意したいポイント

株初心者が投資で注意したいポイント株初心者の方が、実際に投資をする際には以下の3つのポイントに注意しましょう。

  • 「投資資金」と「生活費」を分けて考える
  • 利確・損切りを経験しておく
  • 株価の値動きに慣れていく

「投資資金」と「生活費」を分けて考える

投資をする際には、資金の管理を徹底することが重要です。

生活費を投資に回してしまうと、「損失を抱えて生活費が足りない」という事態になりかねません。

一般的には、不測の事態に備えた「生活防衛資金」を用意した上で、余剰資金を投資に回すことが基本とされています。

投資を始める前に、生活防衛資金を貯めてから余剰資金で運用することを心掛けましょう。

【2024】生活防衛資金の目安はいくら?一人暮らしに必要な金額や貯金との違いあわせて読む【2024】生活防衛資金の目安はいくら?一人暮らしに必要な金額や貯金との違い

利確・損切りを経験しておく

投資で出た利益を確定させる行為を「利確」、損失を確定させる行為を「損切り」と呼びます。

この利確・損切りは、なるべく早い段階で経験しておくと良いでしょう。

利確をすることで「お金が増える」ことを実感し、損切りをすることで「どれくらいお金が減ったら精神的にダメージを受けるか」を把握することができます。

少額で投資をしているうちに損切りを経験しておくことは、次回以降の投資でルールを設定することにも繋がります。

長期的に損をしないためにも、早い段階で利確・損切りを経験して自分の投資ルールを決めておきましょう。

あわせて読む損切りとは?目安やタイミング、ルールやラインの決め方を紹介

株価の値動きに慣れていく

株価は、企業の業績やニュース、世界情勢などのさまざまな要因で動きます。

単純に株価の動きを追うのではなく、「なぜ株価が動いたのか」を調べる習慣を付けておくと良いでしょう。

例えば、金利が上昇すると株価にも影響がありますが、業種によって上昇する株もあれば下落する株もあります。

値動きの理由や特徴を理解していくと、株で利益を上げられる可能性が高まるかもしれません。

投資家としての力を付けるためにも、少額投資の段階で株価の動きを研究してみましょう。

まとめ:株の初心者は少額から始めて経験を積もう

株の初心者は少額から始めて経験を積もう株初心者の方は、少額からコツコツと投資を始めることをおすすめします。

いきなり大きなリターンを狙えなくても、投資信託や積立NISAを活用することで長期的にリターンを狙いに行くことは可能です。

本記事で紹介した注意点を参考に、まずは少額から始めて金融知識をつけながら着実な資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。

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