【2024年2月版】優待投資家かすみちゃんの株主優待おすすめ5選 - 価格.comマガジン

株主優待大好きブロガーが毎月おすすめの優待株を厳選。2024年2月版では、ビックカメラの買物券や1万円分の優待券など、筆者おすすめの5銘柄を紹介します。

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Writerかすみちゃん
Editor満園徹（編集部）

2024年1月21日こんにちは！株主優待大好きブロガー、かすみです。「かすみちゃんの株主優待日記」というブログを19年続けています。

2024年がスタートしましたが、年末から年明けにかけて優待関連の大きなニュースが飛び込んできました。ひとつ目は2024年1月16日に発表された、優待投資家から人気の高いKDDI（証券コード：9433）の株主優待の変更について。同社は、3月末時点の100株保有の株主に、3,000円相当（保有期間5年未満の場合）のカタログギフトを贈呈していますが、2025年からは2,000円相当のPontaポイントなどに変更となります（1年以上の継続保有が条件になるので、2025年の優待を受けるには2024年3月末までの購入が必要です）。

額面が減り、継続保有が新たな条件になるので私はKDDIの変更を「改悪」と、とらえていますが、そのいっぽうでうれしいニュースもありました。

それが、京セラ（6971）の新たな優待の開始。同社は2024年から、3月末時点で100株を1年以上継続保有している株主に対し、QUOカード1,000円分を贈ることを発表（株主向けに、自社製品を特別価格で販売する現状の制度は継続）。京セラ株は2023年12月末を基準日として「1対4」の株式分割が行われ、購入単価も下がって売買しやすくなったので、優待ファンにとっては朗報だと思います。

京セラの優待で贈られるQUOカード。有効期限もなく、幅広いお店で使えるのでお気に入りの優待品です

株主優待に関しては今後も、新設、変更などさまざまな動きが出てきそうですが、今年もおトクな情報を発信していきたいと思います。さて、2024年2月に優待を受けられる銘柄は約130。1年で4番目に多い月で、外食系優待を中心に大きな額面の優待券が贈呈される銘柄もあります。そんな筆者おすすめの5銘柄を紹介します。

2024年2月はうるう年で、29日（木）が権利確定日となるため、権利付き最終売買日は2月27日（火）、権利落ち日が翌日の28日（水）となります。気になる銘柄があれば、2月27日までに購入し、少なくとも28日までは保有するようにしましょう。（記事で紹介した各銘柄の株価は2024年1月19日の終値です）

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詳しくはこちら目次- ビックカメラ（証券コード：3048）：買物優待券2,000円分、年間では3,000円分

ティーケーピー（3479）：自社グループの宿泊施設、飲食店で使える優待券10,000円相当
SFPホールディングス (3198)：磯丸水産などで使える食事券4,000円相当を年2回
ジェイグループホールディングス（3063）：自社グループで使える食事優待券2,000円分を年2回
北の達人コーポレーション（2930）：約4,800円相当の自社の健康美容商品
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ビックカメラ（証券コード：3048）：買物優待券2,000円分、年間では3,000円分

最初に紹介するのが、2月の定番優待、ビックカメラです。同社は首都圏の駅前を中心に大型の家電量販店を展開している企業。郊外型の家電量販店を展開するコジマは子会社です。

優待内容ですが、2月末に100株保有していると買物優待券2,000円分（1,000円券×2枚）が贈られます。8月末にも優待を実施していますが、100株で優待券1,000円分贈呈なので、2月権利のほうが額面は大きくなります。ただし、8月には1年以上2年未満の継続保有で1,000円相当、2年以上の継続保有で2,000円相当の追加優待があります（2月にはありません）。

優待券はビックカメラはもちろん、子会社のコジマ、ソフマップ各店でも利用可能。ECサイト「ビックカメラ.com」でも使えて、利用機会が多いのでお気に入りの優待です。

なお、子会社のコジマは従来、8月末に100株で優待券1,000円分を贈呈してきましたが、2024年から2月末にも実施することを発表しています。コジマの優待券をビックカメラで使うこともできるので、ビックカメラの利用機会が多い場合は、こちらの優待もあわせて検討してもよいかもしれません。

ビックカメラの株価は1月19日時点で1,352円なので、100株なら135,200円で優待が受けられます。優待利回り（2.22％）と予想配当利回り（1.33％）を合わせた総合利回りは3.55％になります。

贈呈される優待券はビックカメラ各店に加え、ECサイト「ビックカメラ.com」でも使えます

ビックカメラ（100株）・買物優待券2,000円分（2月末）・買物優待券1,000円分（8月末）

ティーケーピー（3479）：自社グループの宿泊施設、飲食店で使える優待券10,000円相当

10,000円分の優待券を贈呈するのがティーケーピーです。同社は法人向けに貸し会議室や宴会場の提供を行っているほか、イベントプロデュースや宿泊研修なども手がけています。

優待内容ですが、2月末に100株保有していると10,000円相当の優待券が贈られます。優待券は同社が運営する8つの宿泊施設・飲食店で利用可能です。私は昨年、優待券を都内にある鉄板焼店「天燈 RanTan」で使いました。東京タワーが見える店内で、目の前にある鉄板で焼いてくれるステーキやハンバーグを食べるのは貴重な体験でした。今年も優待を取得して、食事か旅行で使いたいと考えています。

〈優待券対象施設〉 ISHINOYA熱海、石のや伊豆長岡、レクトーレ熱海桃山、レクトーレ熱海小嵐、レクトーレ箱根強羅、ベイサイドホテルアジュール竹芝、鉄板焼天燈RanTan、TKPサンライフホテル

ティーケーピーの株価は1月19日時点で1,609円なので、100株なら160,900円で優待が受けられます。優待利回りは6.22％になり、2024年2月は無配の予想となっています。

「天燈 RanTan」の店内からは、東京タワーを眺めることができました

ステーキランチ（3,850円）はお肉もやわらかく、満足感がありました

ティーケーピーの株主優待（100株）・自社が運営する宿泊施設、飲食店で使える優待券10,000円相当（2月末）

SFPホールディングス（3198）：磯丸水産などで使える食事券4,000円相当を年2回

続いてご紹介するSFPホールディングスの優待は、居酒屋などで使える8,000円相当（年間）の食事券。同社は海鮮が売りの「磯丸水産」、鶏料理の「鳥良」などを首都圏と関西圏などで約200店舗展開しています。

優待内容ですが、2月末と8月末の年2回、100株を保有していると食事券4,000円分（1,000円×4枚）が贈呈されます。「磯丸水産」も「鳥良」もお手ごろ価格の居酒屋なので、優待券を使えばさらにリーズナブルに食事やお酒を楽しめます。また、両店ともにランチを実施するお店が多く、昼食時に食事券を使うこともできます。

SFPホールディングスの株価は1月19日時点で2,080円なので、100株なら208,000円で優待が受けられます。優待利回り（3.85％）と予想配当利回り（1.06％）を合わせた総合利回りは4.91％になります。

食事券は1回のお会計で枚数制限なく使えます

昨年は、1貫99円から好みに応じて注文できる「きづなすし」で優待券を使って、お寿司を食べてきました

SFPホールディングスの株主優待（100株）・「磯丸水産」「鳥良」などで使える食事券2,000円分（2月末、8月末の年2回）

ジェイグループホールディングス（3063）：自社グループで使える食事優待券2,000円分を年2回

次も外食系の優待。ジェイグループホールディングスは「芋蔵（いもぞう）」「吟醸マグロ」などの居酒屋を約100店舗展開しています。お店は本社のある名古屋が中心となりますが、首都圏にも約30店出店しています。

優待内容ですが、2月末と8月末の年2回、100株保有していると、自社グループ店舗で使える食事優待券2,000円分（1,000円券×2枚）が贈られます。店舗が近くにない場合、優待券4,000円分と引き換えに、芋焼酎の新九乃紫（720ml）、猿Cafeブレンドドリップコーヒー、4,000円相当のカタログギフトのいずれかと交換することができます。こちらを希望する場合、1回で4,000円分の食事優待券が贈呈される200株保有を検討してもよいかもしれません。

ジェイグループホールディングスの株価は1月19日時点で639円なので、100株なら63,900円で優待が受けられます。優待利回りは6.26％になり、2024年2月期の配当は未定となっています。

100株保有で食事優待券2,000円分が贈呈されます

優待券を使って、東京・秋葉原にある人気の「うな匠」でうなぎを食べてきました

ジェイグループホールディングスの株主優待（100株）・自社グループ店舗で使える食事優待券2,000円分（2月末、8月末の年2回）

北の達人コーポレーション（2930）：約4,800円相当の自社の健康美容商品

手ごろな資金で優待を受けられるのが、北の達人コーポレーション。同社は自社で企画・開発した健康美容商品をECサイトで販売しています。

優待内容ですが、2月末に100株保有していると、まぶたのたるみを引き上げる美容ジェル「リッドキララ（定価4,864円、約1か月分）」が贈られます。同社の優待品は毎年、自社商品ですが、値の張る化粧品を贈ってくれる点を魅力に感じています。また、現状の株価ですと3万円以下の資金で優待を受けられるので、優待初心者の方も購入しやすい銘柄です。

北の達人コーポレーションの株価は1月19日時点で218円なので、100株なら21,800円で優待が受けられます。必要投資額に対して贈呈商品の定価が高額なため、優待利回りは22.31％とかなりの高水準。予想配当利回り（0.96％）を合わせた総合利回りは23.27％になります。

2022年の優待も今年と同じ「リッドキララ」で、満足感の高い優待品でした

北の達人コーポレーションの株主優待（100株）・まぶた特化型美容ジェル「リッドキララ（定価4,864円、約1か月分）」（2月末）

株主優待をゲットするには証券口座が必要です！

株主優待を受けるためには、証券口座を通じて株を買い、権利付き最終売買日に保有している必要があります。証券口座はさほど手間をかけずに開設することができ、最近ではネット上のやり取りですべて完結します（ログインパスワードの受け取りなどは郵送の場合も）。

いよいよ新NISAがスタートしたほか、個人型確定拠出年金iDeCo（イデコ）など税制上のメリットも大きい制度も整ってきました。ぜひ下にあるランキングやキャンペーン情報などを参考にして、証券口座の開設を検討してみてください。

2024年3月版もお楽しみに！

※本記事は、執筆者個人の見解です。特定の銘柄を推奨するものではありません。