毎月2万円以下なら「オルカン」と「S&P500」はお勧めしない…新NISAで「素人が本当に買うべき金融商品」とは もちろん「個別株」に手を出してはいけない (4ページ目) PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

毎月2万円以下なら「オルカン」と「S&P500」はお勧めしない…新NISAで「素人が本当に買うべき金融商品」とは もちろん「個別株」に手を出してはいけない (4ページ目)   PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

いいえ、矛盾していないんです。私は個別の企業の株式(個別銘柄)を買うなと言っているだけで、株そのものを買うなとは言っていません。どういう意味か? 個別銘柄を買うんじゃなくて、できれば株式すべてを買い…

いいえ、矛盾していないんです。

私は個別の企業の株式(個別銘柄)を買うなと言っているだけで、株そのものを買うなとは言っていません。どういう意味か? 個別銘柄を買うんじゃなくて、できれば株式すべてを買いなさいという意味です。

そんなことができるのか? 東京証券取引所に上場している銘柄数は約2200もあって、これを全部買うとしたらどれだけ資金が必要かと普通なら思うことでしょう。しかし、これが意外と安い! たった2万円ほどで約2200銘柄を買うことができるんです!

これがいま流行りの「インデックス投資」というやつです。それを説明する前に「TOPIX」と「日経平均株価」という2つの指数(インデックス)について説明します。

東京証券取引所に上場されている銘柄の加重平均を指数化したのが「東証株価指数(TOPIX=Tokyo Stock Price Index)」です。TOPIXは東京証券取引所に上場しているすべての国内普通株を対象としています。そのため、市場全体の動きを反映する広範な指標として使用されております。日本の株式の価値そのものを表しているといっても過言ではありません。

東京証券取引所には、TOPIXのほかに日経平均株価(日経225)という株価指数もあります。むしろこちらのほうが有名かもしれませんね。しかし、日経平均株価(日経平均)は上場企業の中から日本経済新聞社が選んだ225社の株価の単純平均(算術平均)です。加重平均ではないため、大型株の値動きに大きく左右されるという歪みがあります。

どちらかというと大企業指数といったほうがいいかもしれません。TOPIXとは異なる視点から市場を分析することができますが、TOPIXはよりは偏りが出やすい点には注意が必要です。

プロ投資家と同じスタートラインに立てる

現在、東京証券取引所にはTOPIXや日経平均に連動した「ETF(上場投資信託)」が取引されており、また各種証券会社ではこれらの指数に連動した投資信託も販売されています。

連動というのはたとえばTOPIXが1%値上がりしたら、ETFの基準価格が1%値上がりするということです。逆にTOPIXが1%値下がりすれば、ETFの基準価格も1%下がります。

これって事実上、指数そのものを株式のように買っているのと変わりません。東京証券取引所に上場している全銘柄なわけですから、いわば「日本株式会社」の株だということです。ここまで規模が大きくなると、プロでもすべての情報をカバーすることはできません。結果としてなにも知らない素人投資家と同じスタートラインに立ちます。

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