お金がなくても資産運用ってできるの? |タマルWeb|イオン銀行
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暮らしに役立つお金の知恵をご紹介!
執筆者:ファイナンシャルプランナー(CFP)|高山 一恵
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- ためる・ふやす
- 2019年8月13日
銀行預金にお金を預けていてもお金が増えないことはわかっているのですが、2人の子供の教育費や住宅ローンに追われてしまい、資産運用したくてもあまりお金に余裕がありません。 まとまったお金がなくても資産運用ってできるものなのでしょうか?
相談者の年齢・収入・家族構成・支出
夫45歳:会社員 年収550万円 妻42歳:パート 年収60万円 長男:中学2年生 長女:小学5年生 居住形態:マンション 住宅ローン 毎月10万円 居住地域:千葉県 支出:月35万円
現在、銀行の普通預金の金利は“超”がつくほどの低金利。預金していてもなかなかお金が増えない中、資産運用でもしないと…と思われる方は多いでしょう。
今回の相談者さまもそんな1人だと思いますが、お悩みは「資産運用に回せるお金が少ない」ことです。 資産運用というと、お金持ちがするものというイメージが強いでしょう。 しかし、実はお小遣い程度の金額でも始められるのが“イマドキの資産運用”なのです。 今回は、少額から始められる資産運用についてお話しします。
- 投資信託なら1万円から投資できる!
- 投信自動積立なら1,000円から始められる!
- 老後資金はiDeCo(イデコ)で5,000円から準備できる!
- 今回のまとめ
投資信託なら1万円から投資できる!
例えば、毎月1万円を20年間、利息なしで単純に積み立てると240万円ですが、利回り年5%で20年間積立し続けた場合、約412万円にもなります。(*1) 毎月1万円であれば、日常生活のちょっとした無駄を削減したり、通信費の見直しをしたりすれば、何とか積み立てできる金額ではないでしょうか。
- *1 毎月1万円を240カ月、年利率5%(月複利)、税引なしで積み立てた場合の試算です。この計算は例示をもって理解を深めるためのものであり、手数料を考慮していないため、実際の取引結果とは異なります。
投資信託は1万円などの少額から始めることができるので、個人が資産運用でお金を増やそうと考えたとき、まず検討したいのが「投資信託」です。 投資信託は、預金と異なって価格変動等のリスクがありますが、商品によっては年間3~5%のリターン(利回り)を期待できるケースもあります。 資産運用というと、たくさんお金を用意しなければならないというイメージがあるかもしれませんが、そもそも投資信託というのは投資家からお金を少しずつ集めてひとまとまりにし、そのお金をファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用する金融商品です。 よく資産運用では「分散投資が大切」と言われますが、投資信託の中身は株式や債券など様々な投資対象に分散されているものもあるため、1つの投資信託が分散投資の役割を果たしているという見方もできます。自分で「分散投資しよう」と思っていくつもの株式や債券などを選ぶ手間がないので、便利ですね。
繰り返しになりますが、投資信託は価格変動等のリスクがあります。運用がうまくいかなかった場合、元本割れとなってしまうことがあるので注意が必要です。
投信自動積立なら1,000円から始められる!
とはいえ、毎月1万円ずつ投資信託を購入し続けていくのは手間もかかりますし、続けられる自信がない方もいらっしゃるでしょう。 そんな方には、毎月一定額の投資信託を自動購入していく、「投信自動積立」というサービスがオススメです。 このサービスは、毎月決まった金額を指定の口座から自動で引き落とし、あらかじめ指定しておいた投資信託を購入していく仕組みです。 この「投信自動積立」の場合は、月々1,000円から投資信託を購入できます。これなら、ランチ代を少し節約するだけでも始められそうですね。
資産運用では「分散投資」に加えて「長期投資」も大切と言われますが、この投信自動積立はまさに長期投資を始めるのにぴったり。最初に手続きをすれば、あとは自動的に積み立ててくれるので効率よく資産運用ができるでしょう。
老後資金はiDeCo(イデコ)で5,000円から準備できる!
また、今回の相談者さまのように教育費や住宅ローンの支払いで家計に余裕がないというご家庭は少なくないと思いますが、気をつけたいのが「老後資金」の準備です。 少子高齢化が加速する中、将来の年金の受取金額が少なくなったり、年金を受給できる年齢が引き上げられたりする可能性は十分あります。そういった将来のことを考えると、早いうちから老後資金をコツコツと準備しておく必要があるでしょう。
将来の自分年金作りに最適なのが「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」です。iDeCoは、定期預金もしくは投資信託の中から自分で商品を選択して運用します。
iDeCoは、60歳未満の方限定で老後資金を毎月5,000円から積み立てすることができる制度です。 注目したいのが、iDeCoの掛け金は全額「所得控除」になる点で、言い換えると所得税や住民税を減らすことができるのです(*2)。
今回の相談者さま(夫の場合)の場合、所得税の税率は10%と考えられますので、仮にiDeCoで毎月1万円積み立てると、年間の掛け金は12万円。ですから、12万円×10%=1万2000円の所得税が戻ってきます。加えて、住民税は一律10%なので、こちらも12万円×10%=1万2000円となり、翌年の住民税が1万2000円安くなります。 所得税、住民税合わせると、年間で2万4000円節税できますね。
さらに妻でもiDeCoの運用商品として投資信託を選べば、老後の受け取り額を増やすことも期待できます。iDeCoの場合には、運用で利益が出た際の税金や、年金受け取り時の税金面でもメリットがあるため、加入資格のある方はぜひ加入しておくとよいでしょう。
- *2 所得税や住民税の軽減額は年収や公的年金等の状況によって異なります。ご自身の課税所得がない場合は所得控除の対象とならないのでご注意ください。
今回のまとめ
今回は、1万円から購入できる「投資信託」、毎月1,000円から購入できる「投信自動積立」、老後資金の準備の「iDeCo(イデコ)」、の3つをご紹介しました。 このように、イマドキの資産運用はお小遣い程度の金額でも始められます。家計の無駄を見直し、月々数千円からでもよいので資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
- ※ 本ページは2019年8月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。
お申込みに際しては、以下の留意点を必ずご確認ください。
- 金融商品仲介に関する留意点
- NISA口座の開設およびお取引に関する留意点
- iDeCoに関する留意点
- 個人年金保険に関する留意点
オススメ
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- 投資信託
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