少額で買える銘柄で分散 新NISAで高配当株を買うコツ - 日本経済新聞
日本株市場で、高配当株に対する投資家の関心が高まっている。2024年から始まる新NISA(少額投資非課税制度)を見据え、今から買える注目株やお薦めのポートフォリオをスゴ腕投資家に聞いた。 2024年か
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もっと詳しくログイン日経マネー特集株式投資日経マネーNISA増やす 2023/8/27 5:00 記事保存
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日本株市場で、高配当株に対する投資家の関心が高まっている。2024年から始まる新NISA(少額投資非課税制度)を見据え、今から買える注目株やお薦めのポートフォリオをスゴ腕投資家に聞いた。2024年からNISAが大きく変わる。現行制度よりも投資枠が拡大し、これまで期限付きだった運用期間は無期限になる。NISAの最大のメリットは、購入した株式や投資信託の配当金、譲渡益が非課税になること。特に、中長期で値上がり益を狙いながら、配当を生活費の足しにしたいとする高配当株投資家にとって、20.315%(所得税、復興特別所得税、住民税の合計)の税金が非課税になるNISAは相性が良い。
今年、NISAを始める場合は、「つみたてNISA」と「一般NISA」のいずれかを選び、口座を開設する必要がある。両者の違いはその年に投資できる金額と対象商品だ。高配当株に一括投資をする場合は一般NISAを選ぼう。
一般NISAは、24年に「成長投資枠」に引き継がれ、年間非課税投資枠は240万円に拡大する。例えば、24年に枠上限まで配当利回り4%の株を買い、10年間運用した場合、株価や配当の変動がないと仮定すると20万円弱の税金がかからない計算になる。
では、どのように高配当株を選べばよいのか。ここからはスゴ腕投資家2人が薦めるポートフォリオを、大型株と中小型株に分けて、それぞれ60万円コース、120万円コース、240万円コースの金額別に紹介しよう。
大型株のポートフォリオは
配当太郎さん(ハンドルネーム)さんは、大型株を中心に運用する配当株投資家だ。今回、時価総額5000億円以上の銘柄でポートフォリオを組んでもらった。
60万円と120万円コースでは、それぞれ4銘柄を厳選。「株初心者は特に、目先の配当利回りの高さより、増配に期待できる株を持つべきだ」。配当金を再投資に回して、さらに配当金を受け取るサイクルを作りたいとする。
また、業界首位または首位級であることも重要視。「有事があった際も、シェアが高ければ業績は大きく悪化しにくいから」だ。
注)8月8日時点(以下同)
240万円コースでは、通信株を3銘柄入れた。「枠内で業種分散した後は、業界大手を複数入れてパイの取り合いに左右されず、市場拡大の恩恵を受けられるようにしたい」(配当太郎さん)
NTTは7月に1株を25分割し、1万円台で単元株に投資できるようになった。「投資額上限に合わせて柔軟に株数を変更できるため、いずれのコースにも組み込んだ。NISA枠に空きがあれば積極的に投資したい」
中小型株は銘柄分散が基本
高配当株やREIT(不動産投資信託)で2億円以上の資産を築いたWannyan07さん(ハンドルネーム)。投資対象は「配当(分配金)利回りが4%以上の銘柄」が基本だ。今回、時価総額1000億円未満の銘柄に絞ってポートフォリオを組んでもらった。
ポイントは銘柄分散だ。「過去には、東京電力ホールディングスの株価が東日本大震災で急落した例がある。銘柄数は極力増やすべきだ」
実際、鋼材熱処理大手のネツレンや、建材の輸入販売を手掛けるアドヴァングループは、10万円前後(100株)と少額で投資できる。「ネツレンは株主還元強化にかじを切り、アドヴァングループは業績が堅調に推移している」
もっとも、中小型株の流動性リスクには注意が必要だ。「上限60万円なら40万円を中小型株・20万円を大型株で構成し、ENEOSホールディングスや三菱HCキャピタルを入れるのも手だ」とする。
(井沢ひとみ)
[日経マネー2023年10月号の記事を再編成]
【連載「新NISAで始めよう 憧れの配当生活」記事一覧】(1)資産7億円、配当は年1700万円 悠々自適な人生を満喫(2)高配当株で資産2億円 配当は年470万円でFIRE果たす(3)配当の受け取りには期限がある 仕組みをおさらいしよう(4)株高局面でも安定高配当株を探す 銘柄選びのポイント(6)高配当株で指数を上回る 「東証の犬」戦略は今年も有効日経マネー 2023年10月号 新NISAで始めよう! 憧れの配当生活著者 : 日経マネー出版 : 日経BP(2023/8/21)価格 : 800円(税込み)この書籍を購入する(ヘルプ): Amazon.co.jp楽天ブックス配当太郎さん(ハンドルネーム)さんは、大型株を中心に運用する配当株投資家だ。今回、時価総額5000億円以上の銘柄でポートフォリオを組んでもらった。
60万円と120万円コースでは、それぞれ4銘柄を厳選。「株初心者は特に、目先の配当利回りの高さより、増配に期待できる株を持つべきだ」。配当金を再投資に回して、さらに配当金を受け取るサイクルを作りたいとする。
また、業界首位または首位級であることも重要視。「有事があった際も、シェアが高ければ業績は大きく悪化しにくいから」だ。
注)8月8日時点(以下同)
240万円コースでは、通信株を3銘柄入れた。「枠内で業種分散した後は、業界大手を複数入れてパイの取り合いに左右されず、市場拡大の恩恵を受けられるようにしたい」(配当太郎さん)
NTTは7月に1株を25分割し、1万円台で単元株に投資できるようになった。「投資額上限に合わせて柔軟に株数を変更できるため、いずれのコースにも組み込んだ。NISA枠に空きがあれば積極的に投資したい」
中小型株は銘柄分散が基本
高配当株やREIT(不動産投資信託)で2億円以上の資産を築いたWannyan07さん(ハンドルネーム)。投資対象は「配当(分配金)利回りが4%以上の銘柄」が基本だ。今回、時価総額1000億円未満の銘柄に絞ってポートフォリオを組んでもらった。
ポイントは銘柄分散だ。「過去には、東京電力ホールディングスの株価が東日本大震災で急落した例がある。銘柄数は極力増やすべきだ」
実際、鋼材熱処理大手のネツレンや、建材の輸入販売を手掛けるアドヴァングループは、10万円前後(100株)と少額で投資できる。「ネツレンは株主還元強化にかじを切り、アドヴァングループは業績が堅調に推移している」
もっとも、中小型株の流動性リスクには注意が必要だ。「上限60万円なら40万円を中小型株・20万円を大型株で構成し、ENEOSホールディングスや三菱HCキャピタルを入れるのも手だ」とする。
(井沢ひとみ)
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