テンバガー候補8つの共通点と大化け期待株7選2024年最新版
テンバガー候補8つの共通点と大化け期待株7選2024年最新版
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テンバガー候補8つの共通点を解説しつつ、2024年最新の大化け期待株を予想。2023年の日本株テンバガー一覧の振り返り解説も。
テンバガーとは、株式用語で株価が10倍になった銘柄・なりそうな銘柄のこと。
野球用語で塁打を意味するバガー(Bagger)が語源となっており、一試合で10塁打(Ten-Bagger)を記録するほどの勢いで株価が急騰する様を例えた造語です。
2023年は日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新し、33年ぶりに高値水準を記録しました。
東証プライム全上場企業では、16%にあたる約260社が2023年に入って上場来高値。
株高に沸く中、昨年はアジャイル(6573)、プログリット(9560)、ヘッドウォータース(4011)の3社がテンバガーを達成しました。
投資家なら一度は掴んでみたい「テンバガー(10倍株)」。
当記事では、テンバガー銘柄の共通点を解説しつつ、2024年最新のテンバガー候補を7銘柄を予想したいと思います。
【2024年最新版】テンバガー候補8つの共通点を解説
過去のデータを調査したところ、テンバガー銘柄には8つの共通点がありました。
■テンバガー達成しやすい銘柄の条件・時価総額 500億円以下・増収増益、もしくは黒字転換・上場から5年以内・グロースやスタンダードなど新興市場の株・創業者・オーナーの株保有率が45%以上・テーマ性がある(トレンド・国策)・加盟店ビジネス、ストック型ビジネス・BtoC事業
統計上、上記の条件を満たしている銘柄はテンバガーを達成しやすいと言えます。
つまり上記の条件に当てはまる銘柄さえを見つけられればテンバガーを掴むことも夢じゃないってことですね。
そこで以下では、なぜテンバガーになりやすいのか解説していきたいと思います。
テンバガーの共通点
時価総額 500億円以下
テンバガーは、時価総額が低い銘柄から誕生する傾向にあります。
特に、時価総額500億円未満の小型株が多いです。
※年度を跨がずにテンバガー達成した34銘柄中(2017年~2021年)
・1000億円以上:2銘柄・1000億~500億円:2銘柄・500億円~100億円:10銘柄・100億円未満:14銘柄
時価総額が低い会社は、まだ投資家から評価されていないことを意味します。
しかし見方を変えると「今後の成長余地を秘めている株」ということでもあります。
今では時価総額11兆を超えるソフトバンクも、上場当初は時価総額124億円の企業でしたからね。
企業への期待値が高まると、市場では需要が供給を上回り株価はどんどん上がります。
企業が投資家からの期待に応えて成長を続ける。
すると、さらに需要(買い手)が増えて株価が上昇。最終的にはテンバガーに至ります。
時価総額が低い銘柄には、そんな成長可能性を秘めた企業が集まっているのです。
増収増益、もしくは黒字転換
増収増益、または黒字転換した企業は今後の成長可能性が高くなります。
売上や利益が増えるのは、企業の成長を体現する指標だからです。
その中でも、一気に業績を伸ばす「勢いのある企業」は、年内にテンバガー達成することも珍しくありません。
例えばグローバルウェイ(3936)という銘柄の株価は、約3か月で60倍に高騰しました。
グローバルウェイの株価が高騰したきっかけは、「経常利益を27倍に上方修正」というトンでもない業績予想が出たこと。
個人投資家からの注目が集まり、年内テンバガーを達成しました。
ただグローバルウェイのチャートを見ると分かる通り、高騰した後は急激に株価を落としています。
短期的なテンバガーを狙うならサプライズ決算銘柄もアリですが、売買タイミングには注意が必要です。
一筋縄ではいかないジャジャ馬な銘柄に投資するなら、ご自身の手法を改めて見直してみても良いかもしれません。
上場から5年以内
上場5年以内の企業は、成長するための資金繰りや設備投資を完了させていきます。
つまりこれから「成長フェーズに入る」ということ。
もちろん上場したての時よりも注目度は落ちますが、業績が急伸する企業が多く出始めます。
将来有望な企業なのに見逃している投資家が多いため、他の人が気が付く前に投資できれば大化け株を狙えるわけです。
グロースやスタンダードなど新興市場の株
テンバガーを達成する銘柄は、新興市場から出る傾向があります。
・東証1部:7銘柄・東証2部:5銘柄・マザーズ:10銘柄・JASDAQ:5銘柄・その他(名証):1銘柄
テンバガーを探すなら東証グロース市場は特に狙い目で、4年連続でテンバガーが誕生した時期もありました。
グロースやスタンダードなどの新興市場には、新たな産業や事業を興す会社や、高い成長可能性を持つ企業が集まります。
いまや誰も知る企業の「DeNA」や「WOWOW」も、かつては東証グロース(旧マザーズ)市場に上場していた銘柄。
新興市場には未来のリーディングカンパニーが眠っている可能性も高いです。
創業者・オーナーの株保有率が45%以上
創業者や役員が自社株を持っている比率が高い企業は、会社を成長させようという意欲が強くなり、それが業績に結び付く傾向があります。
・創業者が株式を大量保有する・市場に出回る株式が少なくなる・株式の需要が高まる・買いたくても買えない、でも欲しい!という投資家が増加・株価が高くなる
株価が上がれば自身が保有している資産も増えるので当たり前の話ですよね。
以上の流れによって株価が上がるため、創業者・オーナーの保有株式がどのくらいあるのかも要注目です。
テーマ性がある(トレンド・国策)
テーマ性を持っている銘柄は投資家からの注目を浴びやすくなります。
例えば、2020年はコロナ関連に始まり「マスク関連銘柄→テレワーク関連銘柄→ワクチン関連銘柄」といった具合に爆発的な注目を集めるテーマ株が続出。
テーマに関連する銘柄が軒並み株価上昇を果たし、20年は過去最多の15銘柄がテンバガーを達成しました。
このようにテーマ関連銘柄は材料が出た直後に投資家から一気に買いが入るため、株価上昇率が大きくなります。
旬なテーマには国の支援を受ける銘柄も多く、強固な後ろ盾の下で経営を行なえることで業績の伸びにも期待できます。
加盟店ビジネス、ストック型ビジネス
加盟店ビジネス(フランチャイズ)を展開している企業は、サービスを世に広く知らしめることができます。
消費者の間でブームを巻き起こせれば、業績にも反映されます。
2017年にテンバガーを達成した「ペッパーフード(3053)」はその典型例です。
いきなり!ステーキが流行したことで、店舗数を大幅に増やして業績に寄与。
ペッパーフードの株価は586円でしたが、1年内に7,840円まで高騰しました。
ストック型ビジネスは仕組みやインフラを作ることで継続的に収益が入ります。
安定した売上が見込めるため、増収増益を生み出す企業に成長しやすいです。
BtoC事業
消費者に対してサービスを提供するBtoC企業は、業績が飛躍的に伸びる傾向にあります。
ヒット商品が出れば業績は改善しますし、赤字経営が一気に黒字化することも。
例えば2020年は、個人でもECサイトを簡単に作れるBASE(4477)は株価22倍。
2019年は個人レッスンの英会話サービスを提供するレアジョブ(6096)が株価14.4倍を達成。
2017年にテンバガーを達成した北の達人コーポレーション(2930)も、個人消費者向けの化粧品メーカーです。
BtoC向けの企業は、普段の生活の中でも見つけられます。
自分の身の回りで、最近よく目にするようになった店舗やサービスが無いか観察してみると良いでしょう。
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2024年のテンバガー候補を予想【当サイト独自Pickup!】
ここからは当サイト一押しの2024年テンバガー候補5社をご紹介します。
■2024年テンバガー候補・スタメン(4019):好業績、堅実な本命株・シノプス(4428):2024年注目テーマの物流テック企業・トビラシステムズ(4441):盤石な顧客基盤と大物投資家からの注目・コラントッテ(7792):プロダクトに強み、株主還元の姿勢も高評価・ispace(9348):宇宙関連銘柄 2023年以後の注目テーマ
スタメン(4019)
テンバガー候補の本命株:スタメン(4019)は、社内コミュニケーションツールの「TUNAG」を提供している企業です。
■テンバガー条件6つ合致!・時価総額:〇(64.5億円)・増収増益:〇(今期経常14%増)・上場年:〇(2020年12月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:△(38.75%)・株式テーマ:〇(リテールテック)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:〇・BtoC事業:△
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:739円PER:52.8倍PBR:5.69倍
テンバガー期待の理由は、スタメンの業績が上がり調子であること。
2022年11月14日の決算予想では、営業益3.9倍、経常益4.0倍を発表。
売上高は前期比+40%の見込みとなっており、収益を上げる準備が整っていると言えます。
スタメンが提供するプロダクト「TUNAGU」は、注目テーマの“リテールテック”とも相性抜群。
リテールテックとは、小売り事業に最新のテクノロジーを提供するサービスのことで、人材不足の解消が期待されています。
またスタメンが開発したプロダクトの「TUNAG」はストック型ビジネスの形態を取っています。
ストック型ビジネスは、顧客が増えれば増えるほど利益増大が見込めます。
市場規模は日本だけで見ても、まだまだ開拓の余地があると言えるでしょう。
ほかにもスタメンはオンラインサロンのプラットフォームである「FANTS」も運営しています。
FANTSは名古屋市や資生堂によって採択されており、利用する企業や人が増えればさらに業績アップの見込みが高まります。
スタメンの競合となるChatwork(株)の時価総額は206億円。
対するスタメンの時価総額は64.5億円のため、少なくとも時価総額は3倍圏内。
ストック型ビジネスによる業績好調を背景とした、2024年のテンバガー候補本命株です。
シノプス(4428)
2024年版おすすめの低位株の記事でも紹介しているシノプス(4428)は、流通業向けのAIサービス開発企業です。
■テンバガー条件5つ合致!・時価総額:〇(63.6億円)・増収増益:〇(今期経常12%増)・上場年:△(2018年12月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:△(33.76%)・株式テーマ:〇(物流テック)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:〇・BtoC事業:△
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:970円PER:39.6倍PBR:3.85倍
テンバガー期待の理由は2024年の一押し株式テーマ『物流テック』であることです。
働き方改革法案により、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで生じる「2024年問題」。
ドライバー不足により輸送能力が不足し、物が運べなくなる可能性が指摘されています。
この解消を図るためには、物流テックの導入が必要不可欠というわけです。
シノプスが手掛ける流通業向けAI「sinops」は、需要予測とリアルタイム在庫管理機能を店舗に提供します。
ストック型収入が得られる「クラウドサービス」の形態を取っているため、契約数が増えれば増えるほど業績が成長していくビジネスモデルです。
シノプスの契約数は順調に伸びています。
ストック型のビジネスモデルは業績が伸びる傾向にあり、それに伴って株価上昇する可能性もあります。
またシノプスは来期も増収増益の見通しを発表しており、3期連続で増収増益となっています。
テーマ性よし&好業績のシノプスは、低位株から大化けを果たす筆頭候補と言えるでしょう。
トビラシステムズ(4441)
トビラシステムズ(4441)は、スマホや固定電話向けの迷惑電話フィルタリングサービスを提供している会社です。
■テンバガー条件7つ合致!・時価総額:〇(99.7億円)・増収増益:〇(今期経常13%増)・上場年:〇(2019年7月)・新興市場:×(プライム市場)・創業者の株保有率:〇(46.27%)・株式テーマ:〇(情報セキュリティ)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:〇・BtoC事業:〇
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:967円PER:19.5倍PBR: 5.14倍
迷惑電話ブロックサービスは、大手3大キャリアやJ:COMに採用されており、顧客基盤は盤石となっています。
トビラシステムズは好決算に加えて、サービスモデルがライセンス契約型なので今後の業績向上も見込めます。
2022年に露ウクライナ戦争をきっかけに、情報セキュリティサービスが改めて重要視されています。
AI(人工知能)の発展による情報化も加速するなか、情報セキュリティ関連は投資テーマとしての妙味もあるでしょう。
またトビラシステムズは、大物個人投資家「五味大輔」が大株主になっている銘柄なので、中長期的に見ても株価上昇の期待が持てます。
コラントッテ(7792)
コラントッテ(7792)は、磁気アクセサリーを販売している会社です。
■テンバガー条件5つ合致!・時価総額:〇(73.4億円)・増収増益:〇(今期経常3%増、7期連続最高益)・上場年:〇(2019年7月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:×(22.32%)・株式テーマ:△(健康管理・予防医療)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:×・BtoC事業:〇
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:806円PER:11.1倍PBR:2.25倍
コラントッテが販売する磁気アクセサリーは、アイススケートの宇野昌磨や卓球の伊藤美誠などスポーツ選手が着用しており、ブランド力の向上に一躍買っています。
さらにアフターコロナの空気感が漂う23年は、インバウンド関連銘柄が大変注目を集めました。
コラントッテも越境ECやインバウンド需要を上手く取り込み、順調に業績を伸ばしている模様。
コラントッテは配当性向30%以上を目標に掲げており、株主に対する姿勢も◎。
2021年のIPO銘柄なのでまだ注目度は低いですが、今後人気を集めることが予想されます。
コラントッテから消費者の間でブームを起こせる新しいプロダクトが出ればテンバガーも夢では無いでしょう。
ispace(9348)
ispace(9348)は、月への物資輸送サービスを手掛ける会社です。
■テンバガー条件4つ合致!・時価総額:×(687億円)・増収増益:△(赤字幅縮小)・上場年:〇(2023年4月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:×(22.26%)・株式テーマ:〇(宇宙開発関連)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:×・BtoC事業:〇
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:865円PER:-倍PBR:12.72倍
ispaceの目標は、世界初となる民間による月面着陸。
そのための月探査機には、JAXA、ソニー、日本航空などと共同開発しています。
テンバガー条件にあまり当てはまっていないものの、ispaceは「宇宙べンチャ―初のIPO銘柄」として投資妙味があります。
ここ数年で宇宙事業は世界的な盛り上がりを見せており、宇宙産業の市場規模は2020年に40兆円、2040年にかけて150兆円にまで上る見通し。
イーロン・マスクが創業した「スペースX」は、すでに宇宙ビジネスで成功を収めており、米ニュースサイトCNBCでは同社を「想定時価1,370億ドル(約17兆.8,100億円)」と評価しています。
時価総額700億円ちょいのispace、今後の成長余地は十分に考えられるでしょう。
また宇宙関連会社というのは、一般人の目に触れやすく注目が集まりやすいビジネスでもあります。
過去「INCLUSIVE(7078)」という宇宙関連銘柄は、1年経たないうちにテンバガーを達成。
ispaceもINCLUSIVE同様に、テンバガーになる素質を秘めているかもしれません。
【投資インフルエンサーが注目】テンバガー候補2銘柄
株式投資界隈には、高騰銘柄を的中させている投資インフルエンサーが存在します。
そこで、ここからは管理人が参考にしている投資インフルエンサーの注目株2銘柄を紹介。
■投資インフルエンサーの注目株・海帆(3133):トンピン・くすりの窓口(5592):テンバガー投資家X
海帆(3133)
海帆(3133)は“令和の相場師”の異名で知られる「トンピン」が注目している銘柄です。
X(旧Twitter)で海帆の情報を頻繁にツイートしており、注目している様子が伺えます。
テンバガー条件合致度は低いものの、注目度の高さで他を圧倒している銘柄と言えます。
■テンバガー条件3つ合致!・時価総額:〇(455億円)・増収増益:△(赤字幅縮小)・上場年:×(2015年4月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:×(20.96%)・株式テーマ:△(外食)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:×・BtoC事業:〇
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:983円PER:-倍PBR:44.72倍
トンピンは2022年にテンバガーになったマツモト、2023年に株価4.5倍になったアースインフィニティにも注目していました。
トンピン自体が材料とも言えるので、上手く乗れれば爆益も夢ではありません。
くすりの窓口(5592)
くすりの窓口は、テンバガー投資家Xという人物が注目する銘柄です。
23年10月に上場したばかりのIPOセカンダリー銘柄で、テンバガー条件にも5つ合致しています。
■テンバガー条件5つ合致!・時価総額:〇(197億円)・増収増益:〇(今期経常26%増)・上場年:〇(2023年10月)・新興市場:〇(グロース市場)・創業者の株保有率:△(34.64%)・株式テーマ:△(医療テック)・加盟店ビジネス・ストック型ビジネス:〇・BtoC事業:△
【株価データ(2023年12月7日終値)】株価:1,791円PER:26.2倍PBR:6.12倍
ちなみにテンバガー投資家Xは中長期投資目線での買いが多く、過去アンビスホールディングス(7071)でテンバガーを経験しています。
2024年 注目の株式テーマは?
先ほども少し触れましたが、テーマ性を持っている銘柄は投資家からの注目を浴びやすくなります。
過去最多の15銘柄がテンバガーを達成した2020年は、マスク関連を筆頭としたコロナウイルス関連銘柄ばかり。
つまりテンバガーを掴みたいなら今後、注目が集まる株式テーマは必ず押さえておきたいポイントであるといます。
■2024年 注目の株式テーマ・2024年問題で注目集まる『物流テック関連銘柄』・2023年に引き続きアツい『AI関連銘柄』
2024年問題で注目集まる『物流テック関連銘柄』
2024年、特に注目しておきたいのが物流テック関連銘柄です。
働き方改革法案により、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで生じる「2024年問題」。
ドライバー不足により輸送能力が不足し、物が運べなくなる可能性が指摘されています。
政府は23年10月、2024年問題対策として「物流革新緊急パッケージ」を策定しています。
同緊急対策の資料によると、このまま何も対策を講じない場合「24年度には14%、30年度には34%の輸送力不足の可能性」と指摘。
これらの問題を解消するためには、
・物流施設の自動化や機械化・機器、システム導入による働きやすい職場環境の整備・配送時に玄関前に荷物を置く「置き配」を選んだ消費者へのポイント還元策・輸送手段を鉄道やフェリーなどに転換する「モーダルシフト」の推進
などの対策を講じる必要があります。
ただ運転手不足は、少子高齢化による労働力人口の減少が主な背景として挙げられています。
そこで注目されるのが、先進技術の採用により効率化を進める『物流テック』なのです。
商品の入庫や保管・出庫といった一連の作業を自動化した自動倉庫、倉庫の入出庫管理や在庫管理などを効率化させる倉庫管理システムなど。
ビジネスチャンス拡大が期待されている『物流テック』は2024年、特に注目しておきたい株式テーマと言えます。
2023年に引き続きアツい『AI関連銘柄』
2023年に引き続きAI関連銘柄も注目しておきたい株式テーマです。
その理由は、米国のOpenAIという企業が開発したAIチャットボット「ChatGPT」の登場。
ChatGPTは質問を入力するだけで、AIが自動でアンサーを返してくれるチャットボットです。
その返答の精度は凄まじく、「MBAの試験問題を解いて」と入力すれば、MBAの最終試験に合格するレベルの回答を出してきます。
米国の「BuzzFeed」は「運営メディアの一部の記事を、ChatGPTに書かせる」と発表した後、2日間で株価は4.4倍を達成。
2022年11月に公開されたChatGPTは、すでに世界中に利用者が存在します。
2023年は世界中で「AI元年」となりましたが、2024年も引き続き人気が集まる可能性が極めて高いです。
当サイトではテンバガー候補と別に大化け期待の『おすすめのAI関連銘柄』を紹介しております。
興味があれば併せてご参照ください。
2023年の株式相場とテンバガー銘柄を振り返る
2023年はアジャイル(6573)、プログリット(9560)、ヘッドウォータース(4011)の3銘柄がテンバガー(株価10倍)を達成しました。
コード | 銘柄名 | 倍率 | 高値日 | 52週高値 | 安値日 | 52週安値 |
---|---|---|---|---|---|---|
6573 | アジャイル | 15.8倍 | 2023/10/19 | 961円 | 2023/3/29 | 61円 |
9560 | プログリット | 11.3倍 | 2023/6/20 | 2,499円 | 2022/12/26 | 221円 |
4011 | ヘッドウォータース | 10.2倍 | 2023/7/3 | 16,630円 | 2022/12/26 | 1,630円 |
2023年は日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新し、33年ぶりに高値水準を記録。
株式テーマにおいては、ChatGPTの登場により一年を通してAI関連銘柄が注目された年となりました。
他にもインバウンド関連銘柄や、EV関連銘柄、全固体電池関連銘柄など様々なテーマ株が盛り上がりを見せました。
以下では2023年のテンバガー銘柄をそれぞれ解説していきます。
2023年のテンバガー銘柄:アジャイルメディア・ネットワーク(6573)
2023年のテンバガー銘柄:アジャイル(6573)は、インターネットを利用した広告配信やマーケティング事業を行なう会社です。
特に企業向けにSNSでのクチコミを使ったファンづくりや、アンバサダー育成の支援を行うことに注力しています。
株価は61円→961円となり15.8倍を達成しました。
アジャイルは7月末から好材料を連発し、9月末まで株価の勢いは止まりませんでした。
7月27日の取引終了後には、子会社「and health」の新設を発表しています。
翌月8月1日には、SNSマーケティング総合代理店ラバブルMGの子会社と協業し「SNSファン育コミュニティ」の提供開始と発表。
またトンピンを筆頭に、吉田徹也(てっさん)や松田悠介など、有名大口投資家が大株主になったことが株価を後押し。
わずか2ヶ月強という異様な速さでテンバガーを達成することになりました。
2023年のテンバガー銘柄:プログリット(9560)
プログリット(9560)は、サブスクリプション型英語学習サービスの提供を手掛ける企業です。
新型コロナが落ち着いたことで英語学習の需要が回復し、23年4月に今期業績予想を増額。
さらに5月17日には、6月末に1対2の株式分割を実施することを発表。
これらが好感されて221円→2,499円となり11.3倍を達成しました。
2023年のテンバガー銘柄:ヘッドウォータース(4011)
ヘッドウォータース(4011)はAIソリューション事業を手掛ける企業です。
現在はAzure OpenAI Service開発が主力で、創成期にはPepperの開発にも携わっていました。
ちなみにAzure OpenAI Serviceとは、ChatGPTなどのOpenAIモデルをAzure上でセキュアに提供するサービス。
ChatGPTの登場を皮切りに、ヘッドウォータースは生成AI関連銘柄として人気を博しました。
当サイトでは2023年以前のテンバガー銘柄の分析も行っております。
ご興味ありましたら併せて御覧ください。
■Pickup!!⇒過去のテンバガー達成銘柄の傾向は?2023年の10倍株を分析(準備中)
まとめ
当サイトではテンバガー銘柄の特徴から2024年テンバガー候補まで紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
余談になりますがテンバガー候補株への投資は銘柄を選ぶのと同じくらい、売買タイミングも重要になります。
テンバガーを達成しやすい銘柄の特徴として時価総額の低い小型株や、テーマ株、IPOセカンダリー銘柄などが挙げられます。
小型株やテーマ株、IPOセカンダリー銘柄は注目が集まりやすく、値動きが大きく・速くなりがち。
時にはテクニカル指標全般が機能しなくなるほど、個別市場の過熱感が増してしまうことも。
小手先だけのテクニックでは対応しきれない局面も自然と多くなるのではないでしょうか。
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